日本陸上競技連盟「小学生長距離検討会議(プロジェクト)」が示した
「小学生の長距離・持久走についてのガイドライン」
1998年3月理事会提案(承認)
「小学生長距離・持久走検討プロジェクト」
@ 心疾患がないこと、骨形成異常や四肢に筋力低下がないこと。
A トレーニングの頻度は、週に2日ないし3日とし、1日1.5 時間くらいとすること。
また、1 日の総走行距離は5kmを超えてはならない。
B トレーニングは長距離の練習に偏ることなく、さまざまな動きを取り入れ、オー
ルラウンドな体力と運動能力を発達させるようにすること。
C 持久的体力向上の運動処方として、「5分間走」が勧められる。
D 無酸素性運動を避けること。
E 高温多湿下での運動を避けること。(*気温 28 度・湿度 60%以上)
F 安全面、スポーツ外傷について絶えず注意を払うこと。
G トレーニングは土や芝生の上でなされること。
H 適切なフットウェアー(シューズ)を用いること。
I 指導者への教育がなされること。
★ 以上のガイドラインをもとに、全国小学生陸上競技交流大会には中・長距離種目
を採用しないこと。また、1999年3月から始められた「全国小学生クロスカン
トリー・リレー研修大会(距離は 1500m とする)」を開催する際の参考とされた。
なお、5分間走が勧められる理由としては、心肺への負担(苦しい時間)が短い
ことと同時に、フォームが崩れない時間(距離)であることがあげられる。
※高崎市陸協注釈…「全国小学生クロスカントリー・リレー研修大会」は、
様々な理由から、2019度をもって終了しました。